子育て

発達障害が疑われるなら【SPELL】

2023年3月20日

 長男に発達障害があるのでは?と学童の先生から指摘を受けた時、

それと一緒に提案してもらった関わり方が【SPELL】です。

これを実施することで、長男への関わりでのイライラも減りましたし、

長男のイライラも激減しました。

発達障害と診断は受けていませんが、この関わり方は普段の人間関係においても、

子供への教育においても活用できる支援法だと思います。

それを今回はご紹介させてもらいますね。

SPELLとは?

 SPELLとは、英国自閉症協会が提唱する、療育に必要な5つの要素のこと。

1つずつ具体的にお話しすると

●Struture(構造)

情報をわかりやすく提示することを意味します。

ただ、言葉だけで説明するのではなく、文字やイラスト・写真などを活用しその子にとってわかりやすい視覚支援を行います。

●Positive(肯定的)

自己肯定感を高めることを意味します。

できなかったことを指摘したり、できなかったときに「罰」を与えたりするのではなく、できたときに「褒める」という関わり。

また、してはいけないことを伝えるのではなく、して欲しいことを伝えます。

例 「走らない」ではなく「歩こう」など肯定的かつ具体的な提示を行います。

●Empathy(共感)

本人(対象の子)の目線で支援することを意味します。

本人がどのように考え、感じ、行動したのかを理解することから始め、本人と一緒にサポートの内容を相談しながら決めていきます。

その行動をとった時の思いを引き出し、その行動をとらないためにはどうしたらよいか、どんな手助けが欲しいかを一緒に考えます

●Low arousal(穏やかあ)

低刺激な環境づくりを意味します。

本人にとって圧迫感のない声のトーン、表情、態度で接したり、音や光などストレスとなる刺激が軽減するように環境調整をします。

●Links(つながり)

一貫性のあるサポートをチームとなって行うことを意味します。

本人や保護者がひとりで抱え込まないように、家庭・学校・学童・などが協力しながら、本人を中心に一貫性のあるサポートをしていきます。

上記が、SPELLになります。私はこの関わりについて提案頂いたときに、「Links」以外がどれもすぐに実行可能だなと思いました。

なによりも長男の自己肯定感の低さが気になっていたので、「Positive」を意識するように心がけました。注意するときにはつい、「~してはいけない」と伝えていましたが、「~しよう」「~するほうがうまくいくよ」「~するほうがお母さんはうれしいな」などと伝え方を変えました。

それでも、突然大きな声をだしたり、兄弟が嫌がることをしたりといった行動があった場合には、一旦、呼び止め、その行動を起こした時に考えたこと、感じたことを確認するようにしました。自分の気持ちを表現することが苦手な長男なので、これを引きだすのには苦労しましたが、行動を振り返りながら、その時の気持ちを確認していくということを繰り返すうちに、私は気持ちの引き出し方が、長男は気持ちの表出の仕方がうまくなりました。

現在も、学童での支援をもらいながら、学校へはその都度お願いをしながら、長男が過ごしやすい環境を整えているところです。

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